【富士S「見逃せない調教師」ベスト3】東京芝1600mでは2位にダブルスコアの20勝。馬券的に外せないのはこの調教師だ!

2021年10月21日(木) 07:33

本格化した今なら、重賞で通用しても全く不思議ではない (C)netkeiba.com

 富士ステークスに出走馬を送り込む13人の調教師のうち、2016年以降の東京芝1600mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(最少レース機会数15)。富士ステークスで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?

 3位は戸田博文調教師。2016年以降、東京芝1600mで10勝を挙げており、これは13調教師中2位。複勝率も5位となる33.3%をマークしているが、複勝回収率が79%止まりだったためランキングは3位にとどまった。

 今年はタイムトゥヘヴンが出走予定。過去にマイルで2走してニュージーランドT2着、NHKマイルC6着という実績が残っており、距離短縮での一変が見込めそう。

 2位は友道康夫調教師。2016年以降、東京芝1600mでは20回出走して3勝2着5回。複勝率40.0%、複勝回収率102%と、好走率が高く馬券妙味もある、馬券ファンにとっては頼りになる存在だ。19年NHKマイルCアドマイヤマーズで、17年クイーンCアドマイヤミヤビで制しており、今春のヴィクトリアマイルではランブリングアレーが10番人気2着と激走した。この厩舎の関西圏の中長距離での活躍は言うに及ばずだが、関東圏でもマイルでも強い!

 今年はマイラプソディワグネリアンが出走予定。注目はデビュー16戦目にして、初のマイル参戦となるワグネリアンだろう。古馬の中距離戦線の王道を歩んできたという点では、京都大賞典で復活を遂げたマカヒキに通じるものがある。
 
 第1位に輝いたのは堀宣行調教師。東京芝1600mで20勝は、2位の戸田調教師にダブルスコアをつけている。89回出走して馬券内が42回。複勝率47.2%は文句のつけようがない好成績だ。複勝回収率も84%と、僅かだが控除率を上回っている。

 今年はフォルコメンが出走予定。前走の納屋橋S(3勝クラス)は、道中で先手を奪うと、そのまま危なげなく押し切り。力が一枚上と言わんばかりの勝ち方だった。この馬自身は、東京芝1600mで結果が出ていないが、去勢以前のもの。本格化した今なら、重賞で通用しても全く不思議ではない。

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