いよいよ11月3日(水)は、2013年以来
金沢競馬場では2回目となる地方ダート競馬の祭典、JBC2021が開催される。そこで今回は、競馬芸人というよりも馬券芸人として、多くの競馬ファンをざわつかせているかまいたちの山内健司さんに、今回のJBC(
金沢競馬場で発走する3競走)を占ってもらった。その第1弾は
JBCクラシックです。
JBCのメインレースといえば
JBCクラシック。私の馬券に対するこだわりは、とにかく高額を回収できる馬券の買い方をすること。どれだけ鉄板!! と思わせる馬がいても、的中したときの利が薄ければ、買い目から外すこともあるし、3連単で絞りまくって勝負します(なので悔しい不的中が量産されるのですが…)。
そんな私ですが、競馬を始めた頃は違う考えを持っていました。KTVの競馬番組『うまンchu』のレギュラーになれたことから競馬を始めたのですが、知識の浅い私にとって馬券的中は難…。そんな中、
地方競馬場で行われた交流重賞を見てビックリ。
『こんなん2分の1くらいで馬券当たるやん』
当時、地方交流競走で主役にいたのは
スマートファルコン。特に2011年の
JBCクラシックは、2着
トランセンド、3着
シビルウォーで3連単が250円という、私の競馬観をガラリと変えるレースでした。
でも、もちろん競馬がそんな簡単なわけがなく、あのときはとにかく
スマートファルコンが強すぎたということで納得しているし、そのあとどれだけ痛い目を見たことか…。
そして今年の
JBCクラシック。ダート中距離路線の主役級の馬が揃いましたが、当然ながら
スマートファルコンほど頭鉄板と呼べる馬はおらず、馬券的な妙味を感じます。
まず軽視したいのが
カジノフォンテン。私が交流重賞を見始めて、今までなかったくらい今年は地方馬の活躍が目立ちます。その大将格が中央馬を相手に
川崎記念と
かしわ記念を勝った同馬。ただ、私は僅差だったとはいえ、強さを感じたのは2100mの
川崎記念より、1600mの
かしわ記念の方。
1枠の単騎逃げ。しかも中央馬3頭に次ぐ4番人気ということで、
川崎記念は条件が揃い過ぎていた気がします。実際、強いことがバレた後の2000m
帝王賞では逃げても10着に惨敗。今回も早めに、潰しに来る馬がいると思ったので軽視で大丈夫。
私の本命は、その
帝王賞でJpnI初制覇を達成した
テーオーケインズ。この馬は条件クラスの時から『むちゃくちゃ強い!』と競馬仲間と噂していた逸材。去年の
東京大賞典でも勝つんちゃうかなと思っていたのですが不可解な敗戦。でも、今年3連勝と我々の目が狂っていなかったと確信が持てました。
カジノフォンテンと違って
帝王賞4番人気の勝利は、恵まれたものでもなかったし、力通りというのが私の見立て。ここは勢いに乗って頭で勝負!
相手は
チュウワウィザードが海外(ドバイ)帰りの疲れが、相当尾を引いてるイメージがあるので、年齢を重ねても大崩れの少ない
オメガパフューム。
でも、それだと目標の金額(!?)には手が届かないので、地方馬から
ミューチャリーに注目。実際、
帝王賞では
カジノフォンテンや
チュウワウィザードに先着。その割に人気にはならないと思うので、
テーオーケインズの3着もしくは2着に期待したいです。
(取材:中山靖大)
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2021/11/2 21:29
かまいたちが好きだからかわからないですが、結構おもしろく読めました。