2日、
大井競馬場で行われた第42回
サンタアニタトロフィー(3歳上・重賞・ダ1600m・1着賞金1300万円)は、前2頭と離れた中団馬群の内でレースを進めた
笹川翼騎手騎乗の5番人気
トロヴァオ(牡8、大井・
荒山勝徳厩舎)が、3~4コーナーで前を射程圏に入れると直線で一気に抜け出し、後方追走から馬群を割って追い込んだ8番人気
ゴールドホイヤー(牡4、川崎・
岩本洋厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分40秒1(重)。
【
笹川翼騎手】
(今のお気持ちは?)
「前走から乗せていただいて、今日が2戦目でしたが、前走よりも馬が仕上がっていましたし、前回乗せてもらって掴んだ特徴やクセを生かして乗ると決めていたので、それが上手くはまる形になってよかったです」
(レースプランは?)
「内枠ということもあって、少し1コーナーで力むクセがあるので、馬の後ろで何とか我慢させようと思っていたので、そこをクリアできたのが大きかったです」
(手応えは?)
「前に強い馬が2頭いたのでその馬を見ながら進めて、自分の馬の手応えも良かったので、スペースもうまいこと空いてはまったという感じです」
(8歳馬でもまだまだ強いですね?)
「8歳馬でも本当に馬は若いですし、陣営のみなさんも一生懸命やってくれているので、8歳と聞かないと分からないくらいです。陣営のみなさんや荒山先生のおかげだなと思います」
(明日のJBCへの意気込みとファンへのメッセージをお願いします)
「明日はJBCがあって、僕は北海道に行きますけども、十分チャンスがある馬だなと思って挑みますし、金沢や大井もやっているので、明日は競馬を存分に楽しんでください。応援ありがとうございました」
【
荒山勝徳調教師】
(お気持ちは)
「8歳でここまでよく頑張ってくれているなというのと、近走は交流重賞ばかり使っていて結果を残せなかったのですが、前走、笹川君も地方馬同士のレースであればまだまだこの年齢でもやれますということだったので、今回ここに照準を合わせて、結果が出せて良かったと思います」
(荒山調教師は
サンタアニタトロフィー3連覇となりました)
「意識はしていなかったのですが、大井のマイルに適性がある馬たちがいてくれて、結果を出してくれているということだと思います」
(レースを振り返って)
「自厩舎から4頭出走していたので、目をあちこちに向けていましたが、ペースは少し早いかなと見ていて、
ハルディネロが良いところで構えているなという感じでした。最後は
トロヴァオの手応えが違ったので、突き抜けてくれたらなと思って見ていました」
(今日の
トロヴァオの様子は)
「いつもと変わらない感じでした」
(今後の予定は)
「次走は浦和にいくか、1か月後の大井の1800mにいくかどうかは、馬とオーナーサイドと相談して決めたいと思います」
(ファンのみなさまへ)
「今開催から人数は制限されますが、競馬場にお客様が来ていただいて、活気が戻ってきたと思います。お客様に熱いレースを目の前で見てもらいたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします」
(取材、撮影:高橋正和、編集:netkeiba.com)
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