大駆けムードが漂うアナザートゥルース=撮影・園田高夫
「チャンピオンズC・G1」(12月5日、中京)
7歳馬でも侮るなかれ。前哨戦のみやこSで見せ場たっぷりの3着に逃げ粘った
アナザートゥルース。自分のリズムさえ崩さなければ、まだまだ戦えることを示した。半兄
サウンドトゥルーは16年の覇者。兄が輝きを放った舞台で一発大駆けを狙っている。
幸運を生かしたい。2週前の登録時点ではフルゲート16頭に対して、優先順位が17番目だった
アナザートゥルース。しかし、
ウェスタールンドの回避によって出走が可能になった。高木師は「入ることを前提にして調教を積んでいた。順調だし、入って良かったよ」と素直に喜んだ。
状態は上昇中だ。
アンタレスS16着→
シリウスS13着と大敗が続いていたが、前走のみやこSはハナを奪って3着に好走。「自分のペースならしぶとく走り通すからね。改めて力のあるところを見せてくれた」と指揮官は目を細める。
1週前追い切りも絶好の動きだった。美浦Wでの併せ馬でパートナーに1馬身先着。終始スピード感満点の走りでラスト1Fは11秒5をマークした。もともと寒くなって元気が出てくるタイプ。7歳冬を迎えたが力の衰えは感じさせない。
中京コースは3戦して勝ち星こそないものの、21年1月の東海Sでは2着に好走した。右回りでは手前の関係でモタれる傾向にあり、勝負どころで後れを取る場面が何度もあった。その点、その心配がなく、最後までしっかり追うことができる左回りは歓迎材料だ。
「使って確実に良くなっているよ。もまれない方がいいから、今回は外枠が欲しい。外枠からじっくりと先行したい」と師は静かに闘志を燃やす。半兄
サウンドトゥルーが頂点を極めた舞台。兄弟制覇へ向け、大駆けムードが漂っている。
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2021/12/1 15:14
キョウエイトルースの仔の背中に一番はまりが好いヤネは、絶対に大野だ。