【POG】早期デビューの国枝厩舎3騎が仲良く追い切り(美浦発)

デイリースポーツ

2022年05月21日(土) 11:25

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今週はオークスが行われます。競馬場の入場人員も大幅に緩和されて7万人まで動員可能となりました。先週は東京競馬場で仕事をしていたのですが、既に雰囲気はコロナ前のものに近づいていました。府中本町に続く専用通路も自分のペースで歩けないほど人が多かったですし、日曜の昼時は飲食店の行列もかなりできていました。まだ当日に入場券を買うことができないようなのですが、それでも多くの人に来場していただいているのは本当にうれしいことですね。POGシーズンもいよいよ終盤戦。果たしてどんな結末を見せてくれるのか注目しております。

 オークスに2頭の出走馬を送り出す国枝厩舎ですが、今年の2歳世代も6月の東京開催から新馬を使っていく様子。6月4日の東京芝1600mにはスティルディマーレ(牡、父ロードカナロア母コケレール)が出走予定。今週は美浦Wで2歳の僚馬2頭と併せて、一番内から5F66秒2-52秒0-38秒2-24秒7-12秒0を計時。2頭には少し遅れてしまいましたが、直線はしっかり追ってしぶとく食らいつく動きを見せていました。

 外を通っていたのがエルダーサイン(牝、父ハーツクライ母コンドコマンド)。昨年度のPOGでも大人気だったコマンドラインの異父妹になります。5F67秒0-52秒9-38秒7-25秒0-12秒3と時計はスティルディマーレよりも遅いですが、手応えは一番楽に見えました。こちらは6月5日の東京芝1600m(牝馬限定)にルメールで出走予定となっています。

 そして真ん中にいたのがダノンザタイガー(牡、父ハーツクライ母シーズアタイガー)ですね。川田を背に追い切られました。直線で少し促すような感じで5F66秒6-52秒5-38秒5-24秒9-12秒2を計時。胴長でいかにもハーツクライの特徴を色濃く受け継いだ感じの馬ですね。6月12日の東京芝1800mを川田で予定しています。

 マローディープ(牡、木村、父スクリーンヒーロー母モルジアナ)は、兄姉が堅実に走っている血統ですね。今週は美浦Wで5F70秒0-54秒8-39秒8-25秒4-12秒0を計時。6月5日の東京芝1400mにルメールで予定しています。

 完成度の高さを感じさせるのはオールパルフェ(牡、和田雄、父リアルスティール母クイーングラス)。今週は美浦Wで5F67秒2-51秒9-37秒7-24秒6-12秒3を馬なりで計時。跳びが大きくてきれいなフットワークが目につく馬。かなり仕上がりがいい印象ですね。6月4日の東京芝1600mを大野で予定しています。(馬三郎美浦支局・木村)

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