「ＪＲＡ交流・六甲山特別」（２７日、園田）

　２番人気テーオーティラミス（牝３歳、栗東・宮）をＶへ導き、騎乗した今村聖奈騎手（１８）＝栗東・寺島＝が、記念すべき地方競馬初勝利を飾った。

　道中は後方でじっくりと脚を温存。２周目の向正面で進出を開始し、外から抜群の手応えで直線に向くと、小沢大仁騎乗のミューオンとのたたき合いを首差制した。永島まなみ騎乗の３番人気ジュンダッシュは３着に敗れた。

　【聖奈との一問一答】

　-テーオーティラミスには初騎乗。

　「前日に乗って、いい馬だなと思いました。ＪＲＡでは惜しい着順が続いていましたが」

　-レース前には自ら馬場を歩いて状態を確認していた。

　「砂を足していると聞いていたので。レースでは外に出して行こうと思いました。園田の先週のレース映像を見たり、騎乗したジョッキーに話を聞いたり、できる準備は全てやりました」

　-レースを振り返って。

　「テーオーティラミスは自分のリズムでないと走らないところがあります。だから、彼女のリズムを崩さないように心掛けました。１周目から掛かるところがありましたが、うまく走れました」

　-地方初勝利。

　「やっと勝てました。前回のリベンジを果たせました。たくさんの人からの応援に応えられてうれしいです」