<中山記念>レースを制したヒシイグアス(左)(撮影・郡司 修)
春の中山開幕を飾る古馬G2「第97回
中山記念」が26日に行われ、5番人気
ヒシイグアスが2年ぶりの同レース隔年制覇を果たした。
重賞馬9頭がそろった好カードは、直線で激しい叩き合い。逃げ粘る
ドーブネを目がけ、外から追い込み勢が迫る。そんな混戦を力強く抜け出したのが
ヒシイグアス。メンバー最速の上がり3F34秒6で2年ぶりの
中山記念制覇を達成した。松山は「能力がある馬なので、あまり他馬を気にせず自分のリズムを大切にしました。今日はメンバーが強かったけど、その中で強い競馬だった」と相棒を称賛した。
昨年の
宝塚記念(2着)後の輸送中に重度の熱中症に。一時は生死の境をさまよったが、牧場、厩舎の懸命なケアで8カ月ぶりの実戦で復活を果たした。松山は「いろいろと大変だったと思うけど、厩舎がうまく仕上げてくれて返し馬でも良さを感じた。まだまだやれる馬だと思うし、大きいところでも楽しみです」と期待を込めた。
サウジCに
カフェファラオ(3着)を送り出した堀師は不在だったが、馬主の阿部雅英氏は「具体的なレースは堀調教師にお任せしますが、どうにか春のG1を勝ちたい」と
ビッグタイトルを意識。文字通り死線をくぐり抜けた7歳馬が、充実の春を迎えようとしている。
ヒシイグアス 父ハーツクライ 母ラリズ(母の
父バーンスタイン)16年1月22日生まれ 牡7歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・阿部雅英氏 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績16戦7勝(重賞3勝目) 総獲得賞金4億5908万4000円 馬名の由来は冠名+アルゼンチンにある世界最大の滝。
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