【スパーキングレディーC注目馬】スピーディキックがグランブリッジに雪辱果たすか

2023年07月05日(水) 10:00

グランブリッジ(左)=撮影:高橋正和、スピーディキック(右)=撮影:武田明彦

 7月5日(水)に川崎競馬場で行われるスパーキングレディーカップ(3歳上牝・JpnIII・ダ1600m)。11月に控えるJBCレディスクラシックに向けて各馬が始動戦を迎える。

 98年にダートグレード競走となって以降、地方馬4勝に対して中央馬が21勝と圧倒。だが、今年はスピーディキックに期待したい。関東オークスではグランブリッジに完敗したが、今回は3kg軽い斤量に加えて得意のマイル戦。強力なJRA勢に一矢報いて、重賞9勝目を飾るか。発走予定日時は5日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
 
グランブリッジ(牝4、栗東・新谷功一厩舎)

 昨年6月の関東オークススピーディキックらを破り重賞初制覇。続くブリーダーズGCも制したが、秋のJBCレディスクラシッククイーン賞はともに2着と悔しい結果となった。だが、今年はTCK女王盃エンプレス杯を連勝。昨秋に後塵を拝したヴァレーデラルナテリオスベルに雪辱を果たした。58kgの斤量は楽ではないが、重賞5勝目なるか。

スピーディキック(牝4、浦和・藤原智行厩舎)

 南関東牝馬三冠はならなかったが、秋には重賞3連勝を飾って地方競馬を代表する一頭へ成長。今年2月のフェブラリーSでは初GI、初JRA挑戦ながら1.0秒差6着に健闘した。前走のかしわ記念では包まれて不完全燃焼だったが、昨年のJBCレディスクラシック覇者ヴァレーデラルナには先着。牝馬の一線級には全く見劣りせず、得意としているマイルの舞台で9つ目のタイトル目指す。

レディバグ(牝5、栗東・北出成人厩舎)

 昨年7月の当レースでは、かしわ記念など重賞3連勝中だったショウナンナデシコをクビ差まで追い詰めた。その後は一時調子を落としていたが、今年4月のマリーンCで2着に入り、前走の栗東Sでも最後方から鋭く追い込んで4着と見せ場を作った。マイルは6戦4連対と最も得意にしている距離。追走に苦労するぶん、地方のゆったりとした流れも向くだろう。

 そのほかにもJRAからの転入初戦を迎えるノーブルシルエット(牝5、大井・佐野謙二厩舎)、OP昇級初戦の前走で2着に入ったタガノクリステル(牝4、栗東・長谷川浩大厩舎)、今年に入り5戦3勝と本格化の兆し見せているエナハツホ(牝4、栗東・吉田直弘厩舎)などが出走を予定している。

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