21年セレクトセール当歳セリで4億5100万円(税込み)がついた超高額馬ホウオウプロサンゲ(牡＝矢作、父キズナ)が、新潟日曜5R(芝1800メートル)でデビュー予定だ。

　最終的な出走判断は今週の追い切り後となりそうだが、先週19日のCWコースでの動きが上々だった。中京記念に出走した重賞ウイナーのホウオウアマゾンの胸を借り、6F83秒2〜1F11秒6。担当の玉井助手は「アマゾンによく食らいついていました。柔らかくてクッションがいい走り。芝で良さそうですね」と評価した。

　半兄に皐月賞2着、ダービー＆菊花賞で3着だったヴェロックスがいてクラシックを意識させる。「バンバン追い切ってもカイ食いが凄くて、調整しやすいです。牧場にいた時も崩れることなく順調だったみたいで、丈夫な部分がありますね。(体重は)今で500キロ近くあります。競馬では490キロぐらいになるかも」と目を細めた。

　鞍上は坂井を予定。素質馬がそろう矢作厩舎から世代のエース候補がベールを脱ぐ。