英国のJ.クローリー騎手 鞭の使用回数超過で騎乗停止20日間&罰金180万円

2023年08月02日(水) 18:08 11 6

騎乗停止処分を受けたJ.クローリー騎手(22年10月、撮影:高橋正和)

 フクム(Hukum)に騎乗してキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(現地29日、3歳上・英G1・芝2390m)を制したJ.クローリー騎手は、鞭の使用回数超過により、20日間の騎乗停止および1万ポンド(日本円にして約180万円)の罰金を科された。『Racing Post』をはじめ、現地の複数メディアが報じている。

 規定ではレース中に6回まで使用が認められており、1回超過で4日間、2回超過で7日間の騎乗停止処分となる。同騎手は9回使用したことに加え、クラス1のレースであったため、10日間の2倍となる20日間の騎乗停止処分が下された。

 また、2着ウエストオーバーのR.ホーンビー騎手も1回超過で4日間の騎乗停止処分を受けた。本来は4日の2倍である8日間となるが、違反回数が少ない騎手および見習い騎手に対しての軽減措置が1日から導入されており、4日間のみの処分となった。

 英国競馬統括機構の担当者は、「正当化される理由がほとんどない。スポーツのイメージを守り、公正性を保つため罰則が必要」と述べた。一方でクローリー騎手は取材に対し「鞭のルールは把握していたし注意していたが、集中している状況かつ馬を御しながら回数を数えるのは非常に難しい。私もホーンビー騎手も使用回数が超過していることには気づいていなかった」と話す。

 英国競馬統括機構によると「3月の新ルール導入以降、国内の平地競走において回数の大幅超過はほとんど例がなく、近隣諸国の基準を考えてもルールや処分は妥当」とし、続けて「競馬のイメージを守るだけでなく、公平性を維持するために決められており、ファンや他の騎手と利益を保護するためにも、ルールを守ってほしい」と語った。

関連情報

みんなのコメント

11
フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • nnn6302さん

    2023/8/3 1:26

    こんなビックタイトル目前にして鞭使うなってほうがナンセンスなんよ
    馬の中には気を抜いてしまったりする性格だっている、まだゴールじゃないぞ、まだ頑張ってくれっていう意志表示に鞭は大事やろ

    日本が血迷わないことを願う

  • _nora_さん

    2023/8/2 23:32

    こんな鞭より、オーギュストロダンの「使われ方」の方がよっぽど愛がない。

  • たっくんさん

    2023/8/2 19:25

    動物愛護の観点からなのでキビしく制限されるのは仕方がない。以前は厩舎にへ戻った馬にムチの痕が残っていたことも多々あったらしい。
    独国は欧州でも最も厳しい国の一つと言われている。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す