「札幌記念・Ｇ２」（２０日、札幌）

　５番人気に推された２１年ダービー馬シャフリヤールは、キャリア初の２桁着順となる１１着に敗れた。序盤は好位の５番手で運んだものの、３角付近から徐々に失速。実戦初コンビの横山武は「レース前から話していた通り、馬場が悪いのは無理でした。馬は頑張ってくれました」と振り返った。

　レース後、所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページは、獣医師の検査で喉頭蓋エントラップメントの発症が判明し、後日手術を受けると発表。秋にはブリーダーズＣターフ・Ｇ１（１１月４日・米サンタアニタパーク）参戦も視野に入れていたが、白紙に戻す可能性もありそうだ。

　【喉頭蓋エントラップメント】馬の喉に発症する病気で、俗称“喉鳴り”の一種。喉頭蓋は喉頭の入り口にある弁のようなもので、根元にあるヒダが喉頭蓋の背側面を包み込む疾患。ヒダを削除することによって症状が改善される場合がある。