【紫苑S】ヒップホップソウル軽快!横山武を背に3頭併せでラスト1F11秒3

スポニチ

2023年09月07日(木) 05:18

ゴールデンシロップ(左)、ジャングルキング(右)と併せて追い切るヒップホップソウル(撮影・郡司 修)

 秋華賞トライアル「第8回紫苑S」は今年からG2へ昇格。サタデーフィーバー、本番へ向けて見逃せない一戦だ。末脚に磨きをかけたヒップホップソウルオークス6着から秋華賞切符(3着以内)を狙う。

 ヒップホップソウルが極上の切れを見せた。横山武を背にWコース3頭併せ。ジャングルキング(5歳2勝クラス)が先導し、後ろにゴールデンシロップ(5歳オープン)を従える形で最終リハは始まった。序盤はリズム重視のゆったりした走り。軽快なフットワークで徐々に前との距離を詰める。2頭の間に入った直線は馬なりのまま抜群の伸び。全体時計こそ5F66秒7と目立たなかったが、この日コース2位タイとなるラスト1F11秒3で内を走ったゴールデンシロップに1馬身先着した。

 30日の1週前追いはWコース併せ馬でラスト1F11秒1。さらに日曜(3日)は単走で直線強めに追って同11秒0。夏を越して末脚に磨きがかかった。木村師は「まだ左右のバランスが良くないけど、馬体は大きくなっています。馬は元気そうですし、ポテンシャルの高さを感じていますよ」と成長を実感。初めてコンタクトを取った横山武は「口向きが難しい馬ですが、いい動きをしますね」と素質にほれ込んだ。

 中山は新馬勝ちにフラワーC2着と好成績。2000メートルは初めてとなるが、木村師は「スタートしてからコーナーまで距離があるので折り合いはつきそう。いかに自分のリズムで走れるかが鍵。うまく脚をためたいです」とレースを展望する。「まだまだ伸びる余地はある」と期待の大きいオークス6着馬。G2昇格元年となるこのレースを制し、淀で待つリバティアイランドに果たし状を突きつける。

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