◆第8回紫苑S・G2(9月9日、中山競馬場・芝2000メートル＝1～3着馬に秋華賞の優先出走権)＝9月8日、美浦トレセン

　秋華賞トライアルの紫苑Sで本番への切符を手にしたいアップトゥミー(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎、父モーリス)が、上々の仕上がりをアピールした。レースを翌日に控えた8日は、美浦・南の角馬場で運動後にゲートの確認などで最終調整をすませた。

　国枝調教師は「追い切り後も特に変わりはなく、いい感じだよ。心身ともに落ち着いていていいね。楽しみだよ」と、トーンの高さから期待がうかがえた。08年の秋華賞2着馬のムードインディゴを母に持ち、19年の新潟記念など重賞3勝を挙げるユーキャンスマイルの半妹という血統馬で、いよいよ素質開花となるか。