前走競走中止のタイトルホルダー 平成以降で4頭目の“復活V”へ

2023年09月21日(木) 20:15

前走の天皇賞(春)は競走中止となったタイトルホルダー(ユーザー提供:サシキさん)

 現役最多タイのJRA・GI3勝を挙げるタイトルホルダー(牡5、美浦・栗田徹厩舎)が、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で重賞7勝目を狙う。

 タイトルホルダーは父ドゥラメンテ母メーヴェ、母の父Motivatorの血統。JRA最小馬体重勝利記録を持つメロディーレーンの半弟となる。これまで21年の菊花賞、22年の天皇賞(春)宝塚記念のGI3勝。重賞は6勝を挙げている。今年は始動戦の日経賞を8馬身差で圧勝。連覇を狙った天皇賞(春)では1番人気に支持されたが、右前肢跛行でまさかの競走中止。今回はそれ以来、5カ月ぶりの実戦となる。

 平成になって以降、前走競走中止からのJRA重賞勝ちは10回。平地に限れば90年ダービー卿CTのヤマノタンポポ、96年マイラーズCニホンピロプリンス、22年ステイヤーズSシルヴァーソニックの3回しかない。現役屈指の強豪が“復活V”となるか、その走りに注目したい。

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