【記者フリートーク　競馬担当・小林篤尚】リバティアイランドを生産したノーザンファームはヴィクトリアM(ソングライン)からJRA・G17連勝を達成した。秋華賞も一昨年から3連勝。その強さはどこにあるのか。リバティアイランドの連載で、放牧先のノーザンファームしがらきを訪ねた。中内田厩舎を担当する冨高久志厩舎長は「信頼感」という言葉を口にした。

　オークスの後は夏休みを取り、栗東トレセン帰厩時には50キロ以上体重が増えた。「この状態で大丈夫。後は中内田厩舎のスタッフが仕上げてくれる。中内田先生も週に1度はここへ足を運んでくれますね」と話した。約5カ月の休み明け、馬体重は前走との比較でプラス10キロだった。最高の仕上げで3冠を獲った。栗東トレセンとノーザンファームしがらきは車で1時間弱。距離は少し離れていても緊密なコミュニケーションが、3冠の糸を結んだ。