名伯楽も日本では大苦戦!? A.オブライエン厩舎のコンティニュアスはジャパンCを勝てるか

2023年10月24日(火) 16:30

名伯楽として知られるアイルランドのA.オブライエン調教師(2023年10月、撮影:高橋正和)

 今年の英セントレジャー(英G1)を制したコンティニュアス(Continuous、牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が、11月26日(日)に東京競馬場で行われるジャパンC(3歳上・GI・芝2400m)に参戦する。23日、英競馬メディア『At The Races』などが報じた。

 コンティニュアスを管理するA.オブライエン師は、その名を知らない人がいないほどの世界的トレーナー。これまでにガリレオ、ジャイアンツコーズウェイロックオブジブラルタル、近年ではディープインパクト産駒サクソンウォリアーオーギュストロダンなど、数え切れないほどの歴史的名馬を育ててきた。

 しかしながら、そんな名伯楽も日本では厳しい戦いを強いられている。これまでに6頭の管理馬をジャパンCに出走させているが、17年アイダホの5着が最高着順。一昨年はジャパン武豊騎手、ブルームがR.ムーア騎手という人馬ともに強力な2頭出しで挑んだが、それぞれ8着、11着に敗退。日本での初勝利には手が届いていない。

 コンティニュアス父ハーツクライ母フラッフ、母の父Galileoという血統で、北海道新冠町・パカパカファームの生産馬。そういった意味で、これまでの馬とは色合いが違う。ただ、長距離の英セントレジャーの覇者だけに、日本のスピード競馬に対応できるかとなると疑問が残る。事実、これまで英セントレジャーの覇者は92年のユーザーフレンドリー(1番人気6着)、09年コンデュイット(3番人気4着)、18年カプリ(6番人気11着)など、ジャパンCで苦戦を強いられている。データ面からみれば、コンティニュアスも厳しい戦いになるだろう。

 オブライエン師は過去の敗戦も糧に、日本での初勝利を手にすることができるか。いずれにしても、コンティニュアスの参戦でジャパンCがより一層盛り上がることは間違いない。

【A.オブライエン師の日本での全成績】
・04年ジャパンCパワーズコート(10着)
・10年ジャパンCジョシュアツリー(10着)
・17年ジャパンCアイダホ(5着)
・18年ジャパンCカプリ(11着)
・21年ジャパンCジャパン(8着)
・21年ジャパンC…ブルーム(11着)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す