「天皇賞（秋）・Ｇ１」（２９日、東京）

　急な騎乗変更で、多少なりともドウデュースに戸惑いがあったのだろうか…。５Ｒ終了後の検量室前で、主戦の武豊が馬に蹴られるアクシデント。急きょ戸崎圭とのコンビで挑んだが、力及ばず７着に終わった。

　最初のコーナーで外から馬に来られた時につまずく不利。そこでリズムを崩してしまい、手綱を引っ張りながらの追走となった。戸崎圭は「スタートを上手に出て、前にイクイノックスを見る形で進められました。思ったより前での競馬。道中力むところがあって、その分、最後に影響しました」と振り返る。友道師は「あそこからずっと力んでいた。休み明けもあって、最後の伸びを欠いてしまった」と肩を落とした。

　ダービーの再現を狙うも、イクイノックスに大きく差をつけられてしまったが、これで終わりではない。次戦について明言は避けたものの、指揮官は「これが実力ではないと思う。また次に向けて」と前を向いていた。