【ジャパンC】イクイノックスよりリバティアイランド 勝つのは「前にいる方」

スポニチ

2023年11月25日(土) 05:29

イクイノックスの完封を狙うリバティアイランド

 土曜付G1企画「展開王」、ジャパンCは東京本社・田井秀一(30)が担当する。現役最強の2頭が激突する世紀の一戦に、3年前の3冠馬3頭対決のイメージをダブらせ、勝負どころで“前にいる方”有利との見立てだ。

 予想の根拠の99%は馬体だが、各出走馬が決め技を持つG1レベルになれば、残り1%が重要になってくる。ターフに潜む“魔物”展開だ。先週のマイルCS(☆△◎)は差し有利の展開になりやすく、末脚を使える馬体に印を集めた。では、ジャパンCはどうか。パンサラッサが悔いなき大逃げ。タイトルホルダーもいるとなれば…。キセキの大逃げに沸いた20年とイメージが重なる。

 縦長。馬群はばらけ、進路取りは比較的スムーズになりやすい。世界一イクイノックス、3冠牝馬リバティアイランドがともに後ろからやられるシーンは想像しづらい。両者が不利なく直線を向くと仮定すれば、前にいる方が勝つだろう。早めに抜け出したアーモンドアイコントレイルデアリングタクトの追い上げを完封したように。

 では、自在性にたけたイクイノックスに分があるか。否。戦績をじっくり見てもらいたい。注目すべきはダメージが残った休み明け2戦目の初角の位置取り。

新馬戦(3番手)→東スポ杯2歳S(10番手)

皐月賞(7番手)→ダービー(16番手)

ドバイシーマクラシック(1番手)→宝塚記念(16番手)

 これまでシーズン3走したことがない、明らかな一走入魂型。2戦目は前進気勢に陰りが出る。昨秋は天皇賞・秋有馬記念と日程にゆとりがあったが、今年はスーパーレコードを出した天皇賞からキャリアで断トツ最短の中3週のローテーションだ。この唯一の弱点さえ克服してくるようなら、もうお手上げだが。

 ◎リバティアイランド秋華賞は明らかにジャパンCを見据えた仕上げだった。筋肉の質を上げ、最終追いに騎乗した川田も上積みについて「もちろん」と即答した。こちらは叩き良化型。後方に置かれた桜花賞から、今回と同じ中5週だったオークスでパフォーマンスを上昇させた。4キロの重量差で出脚にも差が出るはず。怪物牝馬が世紀のビッグマッチを制し、年度代表馬へ。

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