【有馬記念】武豊「来年こそは」凱旋門賞再挑戦へ 昨年大敗のリベンジで夢かなえる

スポニチ

2023年12月24日(日) 17:18

<有馬記念>ドウデュースでレースを制した武豊は検量室前でガッツポーズ(撮影・沢田 明徳)

 ◇G1・有馬記念(2023年12月24日 中山芝2500メートル)

 G1馬8頭など豪華メンバーが集った暮れの大一番「有馬記念」は、昨年のダービー馬で2番人気ドウデュース(牡4=友道)が制し、G1通算3勝目を挙げた。勝ち時計は2分30秒9。

 天皇賞・秋の当日に右大腿筋挫傷を負い、天皇賞とジャパンカップは戸崎騎乗で7、4着。想定よりも治りが遅く、先週復帰した武豊は、復帰後初勝利をビッグタイトルで決めた。

 大観衆の「ユタカ・コール」が耳に届く。「うれしいですね。休んでいる間もいろんな方から励ましをもらいました。いろいろな人の協力があって、ありがたいこと」と感謝を口にした。

 ドウデュースを所有するキーファーズの松島正昭氏は、武豊によると「ありがとう、ありがとう」と号泣していたという。

 復権のダービー馬とともに、来年は凱旋門賞への再挑戦プランも浮上。「もともと世界レベルの馬だと思っています。海外2回、フランスとドバイへ遠征して悔しい思いをしているので来年こそは、という思いがあります」と武豊。昨年の凱旋門賞は大雨にも見舞われて19着。復活した人馬なら、どんな夢も実現可能だ。

 ▼有馬記念 「有馬」は日本中央競馬会第2代理事長・有馬頼寧(よりやす)氏の名字。1956年に中山競馬場の新スタンド竣工を機に「中山グランプリ」が創設されたが、翌57年に有馬理事長が急逝したため、その功績を称えて「有馬記念」に改称された。

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