2月4日の東京9R・ゆりかもめ賞(3歳1勝クラス、芝2400メートル、9頭立て)は、2番人気のウインマクシマム(牡3歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父キタサンブラック)が逃げ切り勝ちを収め、うれしい2勝目を挙げた。勝ちタイムは2分26秒9(良)。

　好スタートを決めると楽にハナへ。前走と同様に道中では折り合い面に難しさを見せ、松岡正海騎手が何とかなだめながら運んだ。最後の直線では残り400メートルから追い出されると、ダイナミックにストライドを伸ばし、クラッシファイド(クリストフ・ルメール騎手)に2馬身半差をつけて勝利を手にした。

　松岡騎手は「前回ぶつけられて燃えやすくなっていたので、中間は単走で追い切って仕上がっていました。折り合えば追わなくても勝てたけど、能力があるので押し切ってくれた」と振り返った。

畠山調教師は「この組み合わせだと逃げるかと予想していてその通りになりました。やっぱりスタミナがありますね。まずは2勝目を挙げられて良かったです。きょうは能力だけで勝っていますね。調教の中で工夫してやっていきたいです」と収穫と今後への課題を口にした。