なぜ共同通信杯からクラシック勝ち馬が続出する? 近10年で皐月賞馬3頭&ダービー馬3頭

2024年02月06日(火) 18:45

昨年の日本ダービーを制したタスティエーラ(撮影:下野雄規)

 GIIIではあるものの、共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)はクラシックの最重要ステップレースといっても過言ではない。近10年の勝ち馬を振り返るとイスラボニータディーマジェスティエフフォーリア皐月賞馬が3頭。2着以下に敗れた馬からも、ドゥラメンテシャフリヤールタスティエーラと3頭の日本ダービー馬が出ている。

 では、どうして共同通信杯の出走馬から、多くの活躍馬が出るのだろうか。その最大の理由は舞台が東京ということだろう。3歳牡馬の最大目標はもちろん日本ダービー。それだけに有力馬であればあるほど、陣営は少なくとも一回は東京を経験させたいと考える。しかしながら、東京で行われる芝中距離の3歳重賞&オープンは、日本ダービートライアルの青葉賞プリンシパルSを除くと共同通信杯のみ。こういった理由で、共同通信杯には素質馬が集いやすくなっている。

 そしてもう一つの理由が日程だ。近年は外厩のクオリティが上がったこともあり、弥生賞ディープインパクト記念スプリングSなどのトライアルを使わないで皐月賞に向かうローテーションも主流となりつつある。かといって年明けに一度も使わないのも勇気がいる選択。そういった意味で2月の共同通信杯は“手頃な”レースとなっているのだ。

 今後も大幅な番組改編がない限り、共同通信杯が実質的な“最重要ステップレース”であり続ける可能性が高い。今年も朝日杯FSの1&2着馬を筆頭に、クラシックを意識できる逸材がズラリと揃った。春に向けて見逃せないレースとなることは間違いない。

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