【京都牝馬S】武豊 38年連続重賞制覇!ソーダズリング導いた「あと20年ぐらい続けたい」

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2024年02月18日(日) 05:12

<京都牝馬S>ナムラクレア(右)の追い込みを凌ぎ勝利する武豊騎乗のソーダズリング (撮影・亀井 直樹) 

 G3「第59回京都牝馬S」が17日、京都競馬場で行われ、2番人気ソーダズリングが、レースレコードで重賞初制覇を飾った。鞍上の武豊(54)は今年最初の重賞勝利で、デビューした87年から38年連続のJRA重賞Vとなった。

 レジェンドの巧みな手綱さばきが光った。武豊騎乗のソーダズリングが中団から鋭く差し切りVゴール。自身の記録を更新した武豊は「せっかく(記録が)続いているので、あと20年ぐらい続けたい」と場を和ませた。

 キャリア最短距離となる芝7Fでも、馬場のいい真ん中から、ぐんぐん伸びる。残り1F、スプリント重賞4勝の快速馬ナムラクレアと追い比べになったが首差でしのいだ。勝ち時計1分20秒3はレースレコード。鞍上は「反応が良く、少し先頭に立つのが早いかなと思ったが最後まで我慢してくれて、能力が高いと思った」。パートナーを評価しつつ「このぐらいの距離がいいのかな。(今後は)マイルも6Fも視野に入ってくる」と先を見据えた。

 母ソーマジックは08年桜花賞3着。半姉マジックキャッスルは21年愛知杯を制し、半兄ソーヴァリアントは21&22年チャレンジCを連覇。良血ファミリーから新たに重賞ウイナーが誕生した。音無師は「千六でも(ハミを)かむ。だから今回、千四を使った」と1F短縮がはまった。「千四はG1がないので今後、目指すところで迷う」。さらに1F短縮か、再びマイルか。具体的なプランは明かさなかったが賞金加算で選択肢の幅は大きく広がった。

 ◆ソーダズリング 父ハーツクライ 母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)20年3月30日生まれ 牝4歳 栗東・音無厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績8戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金9201万7000円 馬名の意味は「とてもまぶしい」。

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