必勝を期す2戦目だ。名馬キタサンブラックの半弟となるシュガークン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、土曜阪神5Rの3歳未勝利(芝2000m)で初勝利を狙う。

　シュガークンは父ドゥラメンテ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のキタサンブラックは16年と17年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬。種牡馬としてもイクイノックスやソールオリエンスを送り出し、大成功を収めている。また、同じく半兄のショウナンバッハとエブリワンブラックもオープンまで出世している。

　2月4日の新馬(京都芝1600m・内回り)は先団の外から脚を伸ばし、1馬身差の2着。4角でモタモタした分、先に抜け出した勝ち馬に追い付けなかったが、素質を感じさせる走りだった。今回は400mの距離延長となるが、血統的にマイナスになることはない。初戦に続き、兄の主戦を務めた武豊騎手とのタッグ。先々は上を目指せる器だけに、ここは勝ちっぷりに注目したい。