【金鯱賞】平成以降で最多タイの中京6勝目へ ヤマニンサルバムが重賞連勝なるか

2024年03月06日(水) 18:15

前走の中日新聞杯を制したヤマニンサルバム(昨年12月撮影、ユーザー提供:落武者さん)

 中京で現役最多の5勝を挙げるヤマニンサルバム(牡5、栗東・中村直也厩舎)が、金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)で重賞連勝を狙う。

 ヤマニンサルバムは父イスラボニータ母ヤマニンエマイユ、母の父ホワイトマズルの血統。母は08年にNSTオープンとオーロCを制するなど、6勝を挙げた活躍馬。祖母のヤマニンザナドゥは97年の桜花賞(9着)とオークス(競走中止)に出走した実績がある。

 ここまで20戦6勝。オープン昇級後は苦戦が続いていたが、前々走のオクトーバーSで9カ月ぶりの勝利をゲット。その勢いで前走の中日新聞杯も制し、一気に重賞ウイナーへと上り詰めた。中京では現役最多の5勝。ここを勝てば、86年以降ではメジロワースと並んで最多タイ、平地に限れば単独トップの6勝目となる。

 中京での唯一の黒星は昨年の金鯱賞。当時は重賞初挑戦で7着に敗れたが、1年経って力を付けていることは間違いない。ここを勝ってこそ真の中京マイスター。並み居る強豪を蹴散らし、桶狭間に歴史を刻んでみせる。

【86年以降の中京で5勝以上の馬】カッコ内は中京での主な勝ち鞍
・1位…6勝・メジロワース(中京障害S・3回)
・2位…5勝・アキヒロホマレ(アラブスプリントS・2回)、アムルーズ(スカイブルーS)、ケーティライズ(穂高特別、鳥羽特別)、ファンドリショウリ(中日新聞杯・2回、愛知杯)、ヤマニンサルバム(中日新聞杯)

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