【大阪杯】タスティエーラ 余裕の柔軟仕上げ!ラスト11秒9、堀師「集中させるように努めてきた」

スポニチ

2024年03月28日(木) 05:28

ウッドチップコース、単走で追い切るタスティエーラ(撮影・郡司 修)

 昨年のダービー馬タスティエーラは「静」に徹した。Wコースで単走。1F15秒台の緩いペースで折り合い、直線もサッと流した形。リズム重視のノーアクションで、それでも1F11秒9が出ていた。2週前の14日が6F80秒6〜1F10秒9の強烈な伸び。先週21日が82秒2〜11秒2。先週までにしっかり負荷をかけたからこその柔軟仕上げだ。

 堀師は「21日の追い切り後は14日の後のように歩様に硬さが出なかったので、24日に坂路で軽め(4F57秒6)の調整を。直前はオーバーワークを避けるために、八分程度で伸ばす微調整をした。道中で余裕があるのか、耳が前へ向いて、内のコースの馬に気を取られたり物見をしていた。改善の余地はあるが、できるだけ集中させるように努めてきた」と説明した。

 昨年のJRA賞最優秀3歳牡馬。暮れの有馬記念(6着)は不利もあって伸び切れなかったが、4歳代表として飛躍が期待される。指揮官は「調教後の馬体重が503キロ(有馬記念は498キロ)。増えていて全く問題はないし、そもそも有馬記念は馬体増が敗因ではない。今回は追い切り後にDDSP(軟口蓋背方変位=なんこうがいはいほうへんい=走行中に喉が鳴る)の症状も1回も出てない。年齢を重ねて改善してきている。九分から九・五分ぐらいの状態に仕上がったと思う」と太鼓判を押した。

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