ウマ娘・藤田晋オーナー快進撃の始まり 武豊騎手と制した22年ニュージーランドT

2024年04月02日(火) 07:30 4 22

22年のニュージーランドTを制したジャングロ(22年4月撮影、ユーザー提供:こーだいさん)

 数多いる馬主の中でも勢いは現在トップクラスだ。フォーエバーヤングでサウジダービー、UAEダービーを連勝、持ち馬が桜花賞皐月賞にもそれぞれ登録のある藤田晋オーナーのことである。

 約3年前、馬主になることが明らかになった当初は、「ウマ娘」で知られる(株)サイバーエージェントの代表取締役社長として注目を集めたが、今では国内外で活躍する所有馬の方がトピックとなっている。そんな新進気鋭オーナーが初の重賞タイトルを獲得したのが22年のニュージーランドT武豊騎手騎乗のジャングロが勝った一戦を振り返りたい。

 21年夏に馬主デビューした藤田オーナー。最初の世代となる2歳馬は続々と勝ち上がったが、中でも中心的な存在となったのがジャングロだった。21年のOBSマーチセールで森秀行調教師が見出し、26万5000ドルで手に入れたMore Than Ready産駒だ。

 夏の小倉でデビューし、初勝利には4戦を要したが、コンスタントに使われることで力を付けていった。中京2歳Sを2歳レコードで逃げ切り、オープン初勝利を挙げると、続くマーガレットSも快勝。そして迎えたのがニュージーランドTだった。

 唯一のマイル経験であるベゴニア賞で6着に敗れていたこと、さらには重賞初挑戦だったことが影響したのか、3番人気に留まったが、レースでは最初から最後まで主役を譲らなかった。好発を決めてスッとハナへ。前半3F34秒7、5F58秒8の平均ペースでリズム良く運び、直線に向くと再加速。ゴール前で1番人気のマテンロウオリオンが迫ってきたが、頭差凌いでゴール。多くのファンを「さすが武豊!」と唸らせる、鮮やかな逃げ切りだった。

 その後はケガによる長期休養もあり、4戦未勝利のジャングロ。活躍を続ける後輩に負けじと、今年こそは復活してくれることを期待したい。

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  • ウイイレさん

    2024/4/2 9:42

    自分で馬主に勧誘してその所有馬で重賞を勝つとか本当に何者なんでしょうか

  • ゲストさん

    2024/4/2 10:25

    桜花賞ででも見たいけど、NZTで武豊とのコンビのボンドガールも見ていたい気持ちもある…

  • Rocky Kaoさん

    2024/4/2 12:31

    最近はフードデリバリーサービス『menu』のCMに出演している藤田社長。

    ※menuのYouTubeチャンネルやプロ麻雀Mリーグ中継(Abemaで配信)で見ることができます。

  • バンバ・ラルさん

    2024/4/2 11:44

    正直、セールで爆買いしたご自慢の高額馬が負けるトコ見て喜んでいたトコがあったので重賞を勝たれた時は「ユタカさ~ん ↓ 」だった。

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