【ドバイ・ワールドC】ウシュバテソーロは連覇逃すもイクイノックス超え総獲得賞金歴代1位

スポーツ報知

2024年04月01日(月) 07:00 3 13

ウシュバテソーロは連覇ならず2着

◆第28回ドバイ・ワールドC・G1(3月30日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)

 ドバイワールドカップデーがメイダン競馬場で開催され、メインのドバイ・ワールドC・G1に出走した前年覇者のウシュバテソーロは2着。史上2頭目の連覇は逃したが、日本馬の総獲得賞金で歴代1位に立った。

 完敗。日本馬初のドバイ・ワールドC連覇を狙ったウシュバテソーロは2着で“防衛”はならなかった。道中はいつも通り後方から。外を回って直線に向き、周囲に他馬はいない。あとは追いまくるだけ。しかし、先頭は10馬身以上も前を悠々と駆けていた。全ての力を振り絞っても、全く届かなかった。地元のローレルリバーによる8馬身半差の圧逃劇。川田は「はるか先に勝ち馬がいました」と振り返るしかなかった。

 ローレルリバーは1400、1600メートルで重賞を2勝しており、2000メートルは初挑戦だった。前走でドバイG3のブルジュナハールを完勝しているとはいえ、伏兵の立場。川田は「2000メートルでもあれだけしっかり走られてしまっては、どの馬にもノーチャンスだったと思います」と脱帽した。

 それでもこの2着で、賞金240万ドル(約3億3936万円)を獲得。昨年現役を引退したイクイノックス(22億1544万6100円)を超え、JRA所属馬の獲得賞金歴代1位に上り詰めた。「後から付いてくるものですが、光栄ですね」と高木調教師。サウジC(2着)のゴール寸前でかわされたセニョールバスカドールを差し返したことについても「そこは偉かったです」と愛馬の勝負根性をたたえた。

 指揮官は、秋はブリーダーズCクラシック(11月2日、米国・デルマー競馬場)を目標にすると明言。昨年5着に敗れた頂上決戦に、再び挑む。今年と同じデルマー競馬場で開催された21年に、ラヴズオンリーユーでフィリー&メアターフを制している川田は「調教もこの馬に合うコース形態だと思っています」と期待を込めた。世界一奪還に向け、まだまだ旅は続く。(水納 愛美)

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  • もんたろーさん

    2024/4/1 7:28

    ウシュバテソーロは厳しいローテでよく頑張りました!BCも期待しています!

  • バンバ・ラルさん

    2024/4/1 14:12

    2年前の今頃は3勝クラスの美浦Sを6番人気で掲示板にも入れなかった馬がこんなになるなんて誰も想像できないでしょ。本当に無事是名馬を体現していてパワフル&タフネス、まさにロッキー・バルボアみたいな競走馬ですな。

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