【皐月賞見どころ】紅一点レガレイラが強豪牡馬たちを撃破するか

2024年04月08日(月) 10:00

皐月賞に出走予定のレガレイラ(撮影:下野雄規)

 キャリア3戦、全てのレースにおいて上がり最速をマークと切れ味一級品のレガレイラC.ルメール騎手の落馬負傷による戦線離脱で鞍上が未確定なのは気になるが、将来性豊かで牡馬相手に2つ目のGIを奪取だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■4/14(日) 皐月賞(3歳・牡牝・GI・中山芝2000m)

 レガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)の前走はゲート内で落ち着きがなく出遅れ。腹を括って後方に位置していたが、勝負どころから馬群を縫うように進み4角では大外へ。そこからグングンと加速して差し切る強い勝利だった。皐月賞と同じ条件を勝っているのは強みで、牡馬顔負けの勝負根性も兼ね備えている。搭載エンジンも高性能で76年ぶりの牝馬による皐月賞制覇に挑む。鞍上は未定。

 ジャンタルマンタル(牡3、栗東・高野友和厩舎)は3連勝で朝日杯FSを勝利。ゲートの出が上手でレースセンス抜群。器用にいい位置が取れて、そこから繰り出す末脚には目を見張るものがある。前走は惜しくも2着で4連勝とはならなかったが、前有利が極端な馬場で、前に行った馬を捕え損ねたもので悲観するものではない。ここも上位争いは必至だ。鞍上は川田将雅騎手

 ジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は新馬、共同通信杯と無傷の2連勝。前に行けて自分で競馬が作れる脚質から初めての中山も問題なく、ジャンタルマンタルを破っていることからも素材上位と言えよう。無傷3連勝での戴冠を目指す。鞍上は戸崎圭太騎手

 その他、まだ粗削りながら豪快な末脚が身上のアーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)、自在なレースぶりで弥生賞を勝ったコスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)、ホープフルSレガレイラに小差のシンエンペラー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)なども上位を窺う。発走は15時40分。

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