【皐月賞】史上初の父仔3代制覇なるか アルアイン産駒のコスモキュランダがチャレンジ

2024年04月10日(水) 18:30

皐月賞の父仔3代制覇を目指すコスモキュランダ(今年3月撮影、ユーザー提供:ikaduchiさん)

 史上初の偉業なるか。弥生賞覇者のコスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)が、皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)で祖父ディープインパクト、父アルアインに続く父仔3代制覇を狙う。

 これまでに皐月賞の父仔制覇は11組あり、直近では20年に父ディープインパクト&仔コントレイルが達成している。今年の登録馬のうち、父が皐月賞を制しているのはコスモキュランダ(父アルアイン)、ミスタージーティー(父ドゥラメンテ)、メイショウタバル(父ゴールドシップ)、ルカランフィースト(父イスラボニータ)の4頭。それぞれ12組目の父仔制覇を目指すこととなるが、中でもコスモキュランダは父のアルアインだけではなく、祖父のディープインパクト皐月賞馬なので、史上初の父仔3代制覇がかかる。

 前走の弥生賞は6番人気の伏兵評価だったが、後方から3角で捲って番手へ。直線で力強く抜け出し、堂々の重賞初制覇を果たした。当時の鞍上だったM.デムーロ騎手ではなくJ.モレイラ騎手に乗り替わりとなるが心配はいらないだろう。短期免許1週目の先週は、土曜の阪神牝馬Sマスクトディーヴァ、日曜の桜花賞ステレンボッシュで制するなど、とりわけ大舞台で頼りになる「マジックマン」。心強いパートナーを背に、レース史に新たな1ページを刻んでみせる。

皐月賞の父仔制覇】左が父、右が仔
76年トウショウボーイ→83年ミスターシービー
64年シンザン→85年ミホシンザン
73年ハイセイコー→90年ハクタイセイ
84年シンボリルドルフ→91年トウカイテイオー
01年アグネスタキオン→08年キャプテントゥーレ
03年ネオユニヴァース→09年アンライバルド
03年ネオユニヴァース→10年ヴィクトワールピサ
05年ディープインパクト→16年ディーマジェスティ
05年ディープインパクト→17年アルアイン
11年オルフェーヴル→18年エポカドーロ
05年ディープインパクト→20年コントレイル

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