【皐月賞】上原佑紀師がアレグロブリランテで大金星狙う Vなら歴代2位年少優勝「楽しみしかない」

デイリースポーツ

2024年04月12日(金) 06:00

 アレグロブリランテをやさしくなでる上原佑師(撮影・園田高夫)

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 クラシック3冠開幕戦の枠順が確定した。アレグロブリランテでG1初挑戦を迎えるのが開業2年目の上原佑紀調教師(34)=美浦=だ。父・博之師は04年皐月賞ダイワメジャーでG1初制覇。今回勝てば57年(カズヨシ)の柴田寛元調教師(33歳9カ月11日)に次ぐ、歴代2位の34歳2カ月17日での年少優勝となる。

 メンバー唯一、木曜追いを選択したアレグロブリランテは、美浦Wでニシノティアモ(3歳1勝クラス)と併せ馬。横山和を背に3馬身ほど先行し、ラスト1Fまで僚馬をリード。マイペースに徹し、最後は馬体を並べてゴールを通過した。

 終始楽な手応えで6F85秒3-37秒8-11秒8をマーク。動きを見守った上原佑師は「先週しっかりやれたので、けさは週末に向けて力をためる感じで。動きは良かったと思います」と内容に納得顔。鞍上も「劇的な変化はないけど、疲れを残さずに来ているのは何より」と仕上がりに合格点を与えた。

 34歳の指揮官は開業2年目にしてクラシック初参戦。04年に父・博之師がダイワメジャーで制した時は14歳だった。「家で見ていました。父のG1初制覇だったので家族で盛り上がりました」。父の背を追い、早々に巡ってきた好機。「勝ったらどうしよう?勘違いしちゃいますね」と笑うが、競馬の奥深さは理解している。「ゲートを切ったら何が起こるか分からない。プレッシャーもないし、楽しみしかない」と闘志を燃やす。

 枠は3枠6番に決定。「いいんじゃないですか。内めの方が競馬はしやすいし、並び的にも良かった」。Vなら歴代2位の年少優勝を達成。好枠を生かして大金星を狙う。

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