競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　先週のフローラＳはアドマイヤベル（牝、加藤征）が勝利。やはり中距離で牡馬を相手に好走していた馬は強いですね。本番でも楽しめそうな存在となりそうです。２着ラヴァンダ（牝、中村）までがオークス（５月１９日・東京、芝２４００ｍ）の優先出走権を獲得。例年は桜花賞組が強いオークスですが、中距離にこだわって使ってきた馬がジンクスを打ち破れるかに注目したいですね。

　さて、２歳馬のゼッケンはどんどん大きい数字となっていますが、自分の指名候補はいないものかと目を凝らして眺めています。これだ！と思える馬にはまだ出会えていないのですが、個人的に楽しみなマスカレードボール（牡、手塚、父ドゥラメンテ、母マスクオフ）が来週にも入厩するという話を聞きました。師からもう少し先になりそうと聞いていたので驚きですが、順調なのはいいことですからね。その馬体を目の当たりにするのが楽しみです。

　今週はショウナンサムデイ（牡、奥村武、父サートゥルナーリア、母ショウナンパンドラ）がゲート試験に合格していましたね。母はジャパンＣ、秋華賞を勝った名牝ですし、父が新種牡馬でかなり注目を集めそうです。

　僚馬にあたるサトノフラッグの近親カラマティアノス（牡、父ロードカナロア、母ダンサール）、近親にサークルオブライフがいるプレシャスライフ２２（牡、父サトノダイヤモンド）もゲート試験に合格しました。そろそろデビュー情報も集まる時期で、少しずつお伝えしていけたらと思っております。（馬サブロー美浦支局・木村）