【ケンタッキーダービー】フォーエバーヤング 惜しい!日本馬歴代最高3着も矢作師&坂井「あそこまで行けたなら勝ちたかった」

デイリースポーツ

2024年05月06日(月) 06:00

 フォーエバーヤング

 「ケンタッキーダービー・米G1」(4日、チャーチルダウンズ

 歴史的快挙はならなかった。米国のクラシック3冠初戦で、今年で150回を誇る伝統のレースに臨んだフォーエバーヤングは後方から直線で追い込み、あと一歩届かなかったが、日本馬歴代最高の3着に入った。これまでの最高は6着(19年マスターフェンサー、23年デルマソトガケ)。テーオーパスワードも5着と健闘した。

 米国のライバル2頭に挟まれながら、並んでゴールを駆け抜けた。「スポーツの中でもっとも偉大な2分間」と称される最高峰の舞台に挑んだフォーエバーヤングは、鼻+鼻差の3着惜敗。世界の壁は厚かった。

 矢作師は数秒間の沈黙後、「ただひと言、悔しいです」と言葉を絞り出した。そして「馬は素晴らしかったです。すごく頑張ってくれました。日本の馬にとって全く慣れない環境の中で、これだけ走れる彼には本当に頭が下がります。ただ、あそこまで行ったので勝ちたかった」と唇をかんだ。

 スタートは伸び上がるような形でやや出遅れると、道中は中団後方を追走。勝負どころから外へ進路を取って少しずつポジションを上げ、直線は外のシエラレオーネと馬体がぶつかりながら必死に脚を伸ばしたが、わずかに届かなかった。

 大善戦の結果にも、初めてケンタッキーダービーに騎乗した坂井の表情に笑顔はない。「悔しいのひと言です。追い切りの感じより競馬場に来てすごく良かったですし、とてもいい状態だったと思います。あそこまで行けたなら勝ちたかったです」と肩を落とした。

 それでも、日本調教馬としてこれまでの最高着順(6着)を更新。指揮官は「この経験は今後に生かさなければなりませんし、間違いなく生きてくると思います。世界一の馬になれるように一緒に歩んでいきたいですね」と必死に前を向いた。

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す