前走前走マイラーズCを勝ち、次走は安田記念(6月2日・東京芝1600m)への出走を予定しているソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)。前走後は一旦放牧に出て、5月7日にチャンピオンヒルズから栗東へ帰厩している。

　帰厩してからは順調に追い切りを進めており、今朝22日はレースに向けた1週前追い切り。朝一番のCWで水口優也騎手(レースはJ.モレイラ騎手が騎乗予定)が跨り、古馬2勝クラスを追走する内容となった。

　6F標識通過の時点で3馬身くらいの差。3コーナーへ入る時に先行馬が少しペースを上げたので、4馬身くらいのところまで差が広がるも、4コーナーで内を回りながら加速していくことで、最後の直線に向いたところでは2馬身ちょっとまで差が詰まってくる。そこからはじわじわと加速して、ラスト1F標識を通過する時に並んだかと思いきや、楽々と交わしていき、最後は3馬身くらいの差をつけて先着した。

　時計は6F81.5～5F65.6～4F50.3～3F35.9～2F22.4～1F10.9秒。前走のCW追い切りでもラスト1Fが10秒台を連発していたが、今回も2週前追い切り、そしてこの1週前とともに10秒台。しかもそれが余裕のある動きだから、素晴らしいの一言に尽きる。過去2回の安田記念は掲示板にも載ることができなかったが、今年なら、と思いたくなる。

(取材・文：井内利彰)