◆ステラヴェローチェ(22日・城谷)

　安田記念(6月2日・東京、芝1600m)で横山典と久々にコンビを組むステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・須貝)がこの日、栗東CWで1週前追い切りを行った。同騎手を背にテンから14秒を切る速いペースで入って、気分良さそうにラップを刻むと最後まで脚色は乱れずフィニッシュ。6F77秒2-36秒7-12秒0の一番時計を馬なりで記録した。1年7カ月のブランクから復帰した当初は影を潜めていた、いい意味での荒々しさを取り戻し、好調時の雰囲気にだいぶ近づいてきた印象。脚元の不安もなく思い通りに調整ができており、間違いなく復帰後一番の状態にある。

◆ソウルラッシュ(22日・竹原)

　マイラーズCを制し、安田記念(6月2日・東京、芝1600m)へ有力馬として臨むソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江)が、水口を背に栗東CWで躍動した。6F81秒5-35秒9-10秒9(一杯)のタイムで、僚馬スペクトログラム(5歳2勝クラス)に0秒7先着。追走する形から直線で一気に加速し、1Fのラップはこの日の最速だった。力強いフォームと迫力満点の動きから、調教評価は『A』。引き続き好調をキープしている。

◆ナミュール(22日・安里)

　2番人気のヴィクトリアマイルで8着と期待ほど走れなかったナミュール(牝5歳、栗東・高野)は、引き続き武豊で安田記念(6月2日・東京、芝1600m)での反撃を誓う。「前走はスタートで大きなビハインドがあって序盤のリズムを崩しましたし、調整面も最終追い切り(の時計)が気持ち、速くなったという節もありました」と師は振り返る。「全く走っておらず、心身ともダメージはなかった。今回はうまくエネルギーをためた状態で臨みたいと思う」と師も巻き返しに燃えている。

◆ガイアフォース(22日・紺谷)

　フェブラリーS2着後は間隔があいているガイアフォース(牡5歳、栗東・杉山晴)がこの日、安田記念(6月2日・東京、芝1600m)へ向けて栗東坂路で1週前追い切りを行った。長岡を背にキビキビと素軽さ十分の脚さばきで駆け上がり4F52秒4。ラスト1Fも11秒8と速いラップを刻んだ。仕上がりは良好とみたい。

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