【函館SS】函館出身の丹内祐次騎手 函館3重賞コンプリートにレイベリングで挑む

2024年06月06日(木) 07:45

重賞初制覇を目指すレイベリング(今年3月撮影、ユーザー提供:DKさん)

 函館出身の丹内祐次騎手が、函館スプリントステークス(3歳上・GIII・芝1200m)のレイベリング(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)で函館3重賞完全制覇を目指す。

 丹内騎手は04年デビューの38歳。同期には川田将雅騎手津村明秀騎手藤岡佑介騎手吉田隼人騎手らがいる。これまでJRAで11078戦508勝。重賞は5勝。長らく年間30勝前後が続いていたが、22年に自己最多の64勝を挙げると、昨年は53勝。そして今年も先週までに自己最多ペースの35勝をマークして、全国リーディング11位につけている。

 函館スプリントSのパートナーはレイベリングだ。一昨年の朝日杯FSで3着の実力馬。3走前の戎橋Sを制し、オープン昇級を決めた。その後は前々走のダービー卿CTが8着、前走の鞍馬Sが7着だが、前者は展開も枠も不向きだったので致し方なし。後者は結果的に積極的に運び過ぎた印象がある。前々走に続いて2回目のタッグとなる丹内騎手の手綱捌き一つで、上位進出があっていい。

 現在、函館で施行されている重賞は3つだが、丹内騎手は16年の函館記念マイネルミラノ、20年の函館2歳Sリンゴアメで制しているので、完全制覇に残すは函館スプリントSだけとなっている。現役で達成しているのは横山典弘騎手岩田康誠騎手藤岡佑介騎手武豊騎手浜中俊騎手の5人のみ。地元のファンの前で偉業達成となることを期待したい。

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