【CBC賞】6番人気ドロップオブライトV 福永祐一師が開業1年目で重賞初制覇「自信になる」

スポニチ

2024年08月19日(月) 05:26

<中京11R・CBC賞>ドロップオブライトで重賞初制覇の福永祐一調教師(右) 

 中京競馬場で18日に行われた「第60回CBC賞」は、6番人気ドロップオブライトが制し、管理する福永祐一師(47)は開業1年目で重賞初制覇を果たした。

 注目ステーブルが3月開業から5カ月半で重賞初Vにたどり着いた。

 ドロップオブライトは定年解散した松永昌博厩舎から福永厩舎に転厩、そこから4走目で勝利を挙げた。内枠を生かして好位の3番手。勝負どころで外に持ち出し、逃げたグランテストを捉えた。幸は「スタートを出たらある程度のポジションを取ろうと。内枠だったのでさばけたらいい勝負ができると思っていました。4角の手応えが良かったので、前を捉えて後ろもしのぎ切れると思った。まだまだ大きいところを獲れると思いますし、もっと良くなると思う」と未来を思い描いた。

 福永厩舎にとってはJRA出走78走目で重賞初Vとなった。1年目のトレーナーは「枠が良かった。ジョッキーもいい騎乗をしてくれた。もともと狙っていたレースでしたし、メイチに仕上げていました」と入念な調教が実を結んだ。

 厩舎としてのJRA勝利は4月28日以来だった。なかなか勝てない時期が続いた。「しっかり自分たちがやることをやって結果がついてくることを信じてやっていた。スタッフの士気も上がる。望外の喜びですね。重賞が勝てるように仕上げることができて、厩舎としても自信になります」と笑みを浮かべた。

 勝ったことで選択肢が広がる。「京阪杯(11月24日、京都)に行きたいけど、一度オーナーと相談してみます」と秋のプランを思い描く。新進厩舎のメソッドでさらなる進化を遂げ、短距離界の頂点を目指す。 

 ドロップオブライト 父トーセンラー 母プレシャスドロップ(母の父フレンチデピュティ)19年3月14日生まれ 牝5歳 栗東・福永厩舎所属 馬主・岡田牧雄氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタツド 戦績20戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2691万7000円 馬名の由来は光の雫(しずく)。

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