【地方競馬】ナニハサテオキが直線で強襲して初重賞制覇

デイリースポーツ

2024年08月28日(水) 21:58

 フリオーソレジェンドカップを制したナニハサテオキ

 「フリオーソレジェンドカップ・S3」(28日、船橋)

 直線鮮やかに伸びた3番人気のナニハサテオキが待望のタイトルを奪取。3馬身差の2着に2番人気のギガキングが入り、上位2頭には「第71回日本テレビ盃・Jpn2」(9月25日・船橋)への優先出走権が与えられた。3着は7番人気のリンゾウチャネルだった。先行した1番人気のヘラルドバローズは12着に大失速した。

 3度目の挑戦は直線一気。上がり最速の末脚でナニハサテオキが待望の重賞ウイナーになった。中団外めの追走から、向正面過ぎですぐ前にいたギガキングの動きに呼応して上昇。先行馬を射程圏に入れて直線へ。ラスト200メートル手前でギガキングが抜け出そうとしたところを外から並ぶまもなくかわし去って勝負あり。最後は3馬身差で突き抜けた。

 これが今年7つ目の重賞Vとなった森泰斗は通算では70勝目の区切り。「休み明けで心配したけど太め感もなく、マキちゃん、アッいや(笑)、平山真希調教師をはじめ厩舎スタッフがうまく仕上げてくれたので感謝してます」と笑顔を見せた。

 4歳冬にJRAから転入してきて11戦目。全て連対を果たしてきた堅実派。近2走は重賞で連続2着。脚元に不安を抱えているだけに、出走となれば常に勝負態勢だ。普段からケイコをつける平山師は「最後は“オーッ”と声が出ました。重賞を勝てて、ホントに良かった」とマキちゃんスマイルが全開。

 18年オグリキャップ記念エンパイアペガサス)以来の重賞3勝目。今年は厩舎も500勝を達成したばかり。次走は日本テレビ盃参戦が視野に入るが、最後は「脚元が何ともなければ」と慎重に話した。

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