【オールカマー】5歳秋に活躍した兄姉に続くぞ 天皇賞・春12着から中距離路線への変更で重賞初制覇狙う5歳牝馬

スポーツ報知

2024年09月18日(水) 06:00

復帰戦で重賞初制覇を狙うサリエラ(カメラ・荒牧 徹)

◆第70回オールカマー・G2(9月22日、中山競馬場・芝2200メートル)

 第70回オールカマー・G2(22日、中山=1着馬に天皇賞・秋への優先出走権)で、サリエラが重賞初制覇を目指す。春は長距離路線を戦ってきたが秋は再度、中距離路線へ。5か月ぶりの復帰戦に、国枝調教師は「仕上がりに問題はない」と自信。全姉のサラキアは5歳秋に本格化して重賞初制覇を飾り、引退レースとなった同年の有馬記念までG1連続2着と好走。その妹も最後の秋に飛躍する。

 兄姉のように5歳秋に輝く。サリエラが悲願の重賞タイトル奪取へ、反撃に出ようとしている。姉サラキアは5歳秋に本格化して府中牝馬Sで重賞初Vを飾り、ラストランの有馬記念は2着。兄サリオスも5歳秋の毎日王冠で2年ぶりの復活Vを遂げていた。

 今年初戦のダイヤモンドSでは、のちのG1馬テーオーロイヤルに首差2着。だが、次の天皇賞・春では12着に終わった。春は長距離路線で戦ったが再度、中距離へシフト。国枝調教師は「ずぶい面があって長いところを使ったけど、前走は気合乗りが良くてガス欠してしまった。そういった面では競馬を覚えてきたとも言えるし、現状では短い方が良さそう」と分析。敗戦にも得るものありと、前向きにとらえていた。

 5か月ぶりで迎える秋初戦に向けて順調そのもの。美浦で8月末から乗り込みを開始し、すでに5本の併せ馬を消化。12日の美浦・Wコースでの1週前追い切りでは3頭併せの真ん中で併入。フィニッシュ後にも、しっかりと追って負荷をかけた。トレーナーは「休み明けだし、(1週前は)それなりにやってきちっと。暑いけど体が減らないのはいいね。仕上がりに問題はないよ」と手応え十分。前走で424キロの小柄な牝馬だけに仕上がりは早く、力を出せる態勢にあると強調する。

 競馬はブラッドスポーツだ。国枝師は「(きょうだいの活躍を見ると)奥手かな。(クラブの規定により)引退が近づいてきたし、ひとつでも重賞を取らせてあげたい」と兄姉のような軌跡を思い描く。いよいよ幕を開ける現役最後の秋シーズンで、最高の走りをファンに届ける。(浅子 祐貴)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す