◆第59回京都大賞典・G2(10月6日、京都競馬場・芝2400メートル)追い切り＝10月2日、栗東トレセン

　宝塚記念を制したブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父エピファネイア)が、秋の始動戦に向け上々の雰囲気を漂わせた。坂路でメテオリート(4歳3勝クラス)と併せ、56秒3―13秒4で半馬身遅れ。だが、手応えには余裕があり、遅れは問題なさそうだ。「調教でそこまで動くタイプではない。G1馬にまた乗せていただけることに感謝したいですし、恥ずかしくない競馬をしたいと思います」と菅原明良騎手も力を込めた。

　京都は重賞2勝を含む5戦3勝、2着1回。今回は昨年、心房細動で競走中止した悔しさを晴らす舞台でもある。「京都は下り坂があって勢いがつけやすいから合うのかなと思う」と鞍上。春秋グランプリ制覇へ主役の座は譲れない。