【サウジアラビアRC】最内枠から好発もあえて控え大外一気ごぼう抜き 佐々木大輔騎手「馬の力を信じて乗りました」

スポーツ報知

2024年10月06日(日) 06:00

アルテヴェローチェ(手前)が大外一気の強襲でタイトル奪取(カメラ・荒牧 徹)

◆第10回サウジアラビアRC・G3(10月5日、東京競馬場・芝1600メートル、稍重)

 第10回サウジアラビアロイヤルC・G3は5日、東京競馬場で行われ、2番人気のアルテヴェローチェ(佐々木)が大外一気の末脚で豪快に差し切り、無傷2連勝で重賞初制覇を飾った。

 圧巻の快勝劇だった。直線で後方2番手に構えていたアルテヴェローチェは、余裕たっぷりに大外へ持ち出されると、ゴーサインに鋭く加速。あっという間に先行集団をのみ込んで、最後は2着のタイセイカレントに1馬身差をつける完勝だ。佐々木は「本当にこの馬の力を信じて乗りました」と、右手で会心のガッツポーズを振り下ろした。

 最内枠から好発を決めたが、あえて控える戦法を選んだ。「先頭集団で力ませ続けるよりは、一段引いて折り合いに専念する形にしました。調教の感触のまま、競馬に臨めました」と鞍上。この中間に追い切りに騎乗するため2度も栗東に駆けつけ、能力の高さを肌で感じ取っていた。腹をくくった好騎乗でラストの爆発力を引き出し、自身は重賞3勝目。それも全て今年の2歳戦というオマケ付きだ。

 次走は朝日杯FS(12月15日、京都)に向かう予定。須貝厩舎で22年に同G1まで3連勝したドルチェモアと同じ路線を歩む。須貝調教師は「想定外のレースになったと思うけど、(佐々木)大輔は調教に乗って馬のことをよく分かっていた感じ。大したもんだわ。王道に乗せていけると思う」と、人馬をたたえた。さらに大きく可能性は膨らんでいく(坂本 達洋)

 ◆アルテヴェローチェ 父モーリス母クルミネイト(父ディープインパクト)。栗東・須貝尚介厩舎所属の牡2歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は2戦2勝。総獲得賞金は4045万2000円。重賞初勝利。馬主は大野照旺氏。

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