「毎日王冠・Ｇ２」（６日、東京）

　１番人気のシックスペンスが初の対戦となった古馬勢を一蹴し、重賞２勝目を飾った。２着には４番人気のホウオウビスケッツ、３着には５番人気のエルトンバローズが入った。

　内枠を利して好発を決めたホウオウビスケッツが先手を取り、ペースをつくる。シックスペンスはエルトンバローズ、シルトホルンに次ぐ４番手の好位につけ、抜け出すタイミングを虎視たんたんと待った。

　最後の直線に入り、粘り込みを図るホウオウビスケッツ。それを目がけてシックスペンスがルメールの合図に反応し、スパート。ジワジワと差を詰め、ゴール手前できっちり首差とらえた。

　スプリングＳ以来となる２つ目のタイトルを手にしたシックスペンス。ダービーでは９着に敗れたが、ひと夏を越えて確実に成長していることを証明した。キズナ産駒の３歳馬が秋のＧ１戦線に殴り込みを掛ける。