【秋華賞】クイーンズウォーク“心身充実”で春のリベンジだ! 1週前から修正リズム重視好感触

スポニチ

2024年10月10日(木) 05:26

<秋華賞・追い切り>坂路を軽快に駆け上がるクイーンズウォーク(撮影・亀井 直樹)

 速い時計は必要ない。クイーンズウォークの最終追いは心身のバランスを整えることがテーマだった。松岡助手を背に坂路へ。最初の1Fを15秒7とゆったりしたラップで入り徐々に加速。最後まで目立ったアクションはなく、リズム重視で駆け上がった。4F57秒0の全体時計は控えめでも、その背中から伝わってくる雰囲気が前走時や先週時点とは違う。松岡助手は「テンションがどうかということだったので、時計よりも心と体のバランスを意識しました。凄くいい雰囲気でした」と好感触だった。

 1週前追いは川田を背にCWコースで6F83秒3〜1F11秒2。鞍上は「正直良くなかったです。時計は出ていますが、中身があまりにも良くなくて」と率直に振り返り「無駄に気持ちが入り過ぎてしまうというか、苦しがるところがあったのでそういう面を改善しないとね、という話をしました」と陣営と意見を交わしながら調整を進めてきた。

 休み明けのトライアル・ローズSを快勝。高ぶる気持ちを、うまくなだめつつ仕上げてきた。この1週間で修正したことで、松岡助手は「馬自身が応えてくれて課題をクリアできました。点と点が線でつながった気がします。ローズS時の追い切りと比べても、もう一段階、良くなっています」と手応えをにじませた。

 春の牝馬クラシックは桜花賞8着、オークス4着。デビュー前から素質にほれ込み、6戦全てでコンビを組んだ川田は「二千ぐらいが一番いいと思っていましたし、だからこその(同距離だった)ローズSのあの走りだと思います」。京都内回りの舞台について「トリッキーです。紛れの多いコースだと思います」と言うからこそ、持ち味を熟知する強みが生きるはず。ベスト距離で春のリベンジを完遂させる。

 <川田連覇なら史上4人目偉業>川田&中内田厩舎のタッグは昨年のリバティアイランドに続く秋華賞連覇に挑む。同レースが創設された96年以降、調教師による連覇は一度もない。川田が連覇なら岩田康(11年アヴェンチュラ→12年ジェンティルドンナ)、浜中(14年ショウナンパンドラ→15年ミッキークイーン)、ルメール(17年ディアドラ→18年アーモンドアイ)に続く史上4人目の偉業となる。

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