東京11Rの第60回京王杯2歳ステークス(2歳GII・芝1400m)は8番人気パンジャタワー(松山弘平騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分21秒2(稍重)。クビ差の2着に5番人気マイネルチケット、さらに1馬身1／2差の3着に4番人気ヤンキーバローズが入った。

　パンジャタワーは栗東・橋口慎介厩舎の2歳牡馬で、父タワーオブロンドン、母クラークスデール(母の父ヴィクトワールピサ)。通算成績は2戦2勝。

レース後のコメント

1着　パンジャタワー(松山弘平騎手)
「今日はスタートが良かったですし、いいポジションで流れに乗れました。最後は(馬場の)良いところに出せればと思っていました。距離が延びましたが折り合いは全然大丈夫でしたし、終いも凄く良い脚でした。調教からしっかり動いていましたし、その良さが競馬でも出てくれました。強い競馬でしたし、距離が延びてもいいと思うので、これからが楽しみです。今日の感じならマイルでも大丈夫でしょう」

2着　マイネルチケット(戸崎圭太騎手)
「距離が短くなったことで上手に走れていました。コンスタントに使っているなかで、しっかりと走って、よく頑張ってくれました。もう少しでした」

3着　ヤンキーバローズ(岩田康誠騎手)
「力のあるところを見せてくれました。テンションは前回よりも良かったです。1400mでレースがしやすかったですが、前半は若干力み気味でした。慣れてくれれば、良いパフォーマンスを見せてくれると思います」

4着　ヒシアマン(藤岡佑介騎手)
「北海道の時より、返し馬からハミを取って走っていました。手応え良く追走できましたが、理想はもう1、2列前にいて、1、2着馬より先に動いていく形が良かったです。それでもゴール前は差を詰めています。跳びが良い馬なので、前につける方が良いと思います。さらに経験を積んでくれれば良いですね」

5着　クラスペディア(小崎綾也騎手)
「スタートが速過ぎました。その後もスピードが溢れるくらいでした。イメージは先行集団の後ろぐらいかなと思いましたが、スピードが勝り過ぎました。さらに脚を溜める形の方が良いと思います」

6着　シンフォーエバー(田辺裕信騎手)
「残念でした。前半は力ませずに、自分のペースを刻んでいくイメージでしたが、終いの詰めの甘さが課題です。右回りは走ったことがありませんが、右回りの方がスムーズかもしれません」

7着　バニーラビット(荻野極騎手)
「今日の馬場を苦にしていたわけではありませんが、合っていませんでした。終いはジリジリと伸びていたので、良馬場で見直せれば良いですね」

8着　エイシンワンド(幸英明騎手)
「初めて揉まれる競馬になりました。道中は折り合いがついていたのですが、大人しすぎた感じです。直線まで手応えがありましたが、いつもと違う競馬で戸惑ったのかもしれません」

9着　キタノクニカラ(杉原誠人騎手)
「競馬前までのテンションは許容範囲で、大事にしてきたことを覚えてきています。気持ちの成長を感じますし、最後までしっかりと走ってくれました。悲観する内容ではありません。願わくば、もう少し体の成長が欲しいです」

10着　エンドレスサマー(横山和生騎手)
「ゲートの中で収めるのに手一杯でした。競馬に参加できませんでした。今後はまたいろいろと考えたいです」

11着　マリノトニトゥルス(原優介騎手)
「筋肉の質がすごく良くて、良い馬です。先々はダートでの活躍を感じさせるので、こういう馬場はマッチするだろうと思っていました。馬と喧嘩するよりも行かせる方が良いと思って行きました。控える競馬もできますし、悲観する内容ではないと思います」

12着　レモンバーム(M.デムーロ騎手)
「全然馬場が合いませんでした。外枠だったのでそのまま外に行きたかったのですが、馬場が重すぎて、切り替えて内に入れました。しかし内でも重く、進んでくれませんでした」