11年の凱旋門賞に参戦したデインドリーム(11年11月撮影、ユーザー提供:COUNT DOWN USAさん)
今年の
ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)には
オーギュストロダン(Auguste Rodin)、
ゴリアット(Goliath)など、海外の“銘柄級”が参戦予定となっている。ただ、外国馬の勝利は05年の
アルカセットが最後。そこで06年以降に来日しながら、日本馬に跳ね返された超大物を紹介したい。
まずは09年の
コンデュイット(Conduit)だ。同年に
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスSを制し、
凱旋門賞が4着。さらに前走の
BCターフで連覇を成し遂げて、堂々の参戦だった。
ウオッカ、
オウケンブルースリに続く3番人気に支持されて、後方から脚を伸ばしたものの、0秒4差の4着。地力は示したが、ハードなローテーションの影響もあったのか、勝ち負けには一歩届かなかった。翌年からビッグレッド
ファームで種牡馬となったが、
JRAの重賞勝ち馬は
シンキングダンサーの1頭しか残せず。15年に北アイルランドからの譲渡オ
ファーに応じて輸出された。
11年には
デインドリーム(Danedream)が来日した。ベルリン大賞、バーデン大賞、そして
凱旋門賞とG1・3連勝中のドイツの名牝。
ブエナビスタを抑えて1番人気に支持されたが0秒5差の6着に敗退。外国馬最先着は果たすのが精いっぱいだった。
翌12年にも同年の
凱旋門賞馬がやってきた。
ソレミア(
Solemia)は前々走のヴェルメイユ賞でG1に初挑戦して3着。前走の
凱旋門賞では12番人気の伏兵だったが、ゴール前で内にモタれた
オルフェーヴルをかわし、大金星を挙げていた。
ジャパンCではO.ペリエ騎手が継続騎乗。話題性十分だったが、好位失速で1秒6差の13着に惨敗した。
このように近年の外国馬は実績にふさわしい結果を残せていない。馬券に絡んだ馬も、06年の
ウィジャボード(
Ouija board)が最後。今年の3頭こそは日本馬撃破となるか、その走りに要注目となる。
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2024/11/15 7:49
欧州遠征には血統よりも欧州仕様の馬体を作らないといけないって藤沢元調教師も言っていた。
逆もまた然りで、日本仕様の馬体じゃないとなかなか通用しないんでしょうね。