【ジャパンC】最後の外国馬勝利から19年 その後に参戦した海外の大物とは

2024年11月15日(金) 07:30 12 24

11年の凱旋門賞に参戦したデインドリーム(11年11月撮影、ユーザー提供:COUNT DOWN USAさん)

 今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)にはオーギュストロダン(Auguste Rodin)、ゴリアット(Goliath)など、海外の“銘柄級”が参戦予定となっている。ただ、外国馬の勝利は05年のアルカセットが最後。そこで06年以降に来日しながら、日本馬に跳ね返された超大物を紹介したい。

 まずは09年のコンデュイット(Conduit)だ。同年にキングジョージVI世&クイーンエリザベスSを制し、凱旋門賞が4着。さらに前走のBCターフで連覇を成し遂げて、堂々の参戦だった。ウオッカオウケンブルースリに続く3番人気に支持されて、後方から脚を伸ばしたものの、0秒4差の4着。地力は示したが、ハードなローテーションの影響もあったのか、勝ち負けには一歩届かなかった。翌年からビッグレッドファームで種牡馬となったが、JRAの重賞勝ち馬はシンキングダンサーの1頭しか残せず。15年に北アイルランドからの譲渡オファーに応じて輸出された。

 11年にはデインドリーム(Danedream)が来日した。ベルリン大賞、バーデン大賞、そして凱旋門賞とG1・3連勝中のドイツの名牝。ブエナビスタを抑えて1番人気に支持されたが0秒5差の6着に敗退。外国馬最先着は果たすのが精いっぱいだった。

 翌12年にも同年の凱旋門賞馬がやってきた。ソレミア(Solemia)は前々走のヴェルメイユ賞でG1に初挑戦して3着。前走の凱旋門賞では12番人気の伏兵だったが、ゴール前で内にモタれたオルフェーヴルをかわし、大金星を挙げていた。ジャパンCではO.ペリエ騎手が継続騎乗。話題性十分だったが、好位失速で1秒6差の13着に惨敗した。

 このように近年の外国馬は実績にふさわしい結果を残せていない。馬券に絡んだ馬も、06年のウィジャボード(Ouija board)が最後。今年の3頭こそは日本馬撃破となるか、その走りに要注目となる。

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  • こけるはずないのにさん

    2024/11/15 7:49

    欧州遠征には血統よりも欧州仕様の馬体を作らないといけないって藤沢元調教師も言っていた。
    逆もまた然りで、日本仕様の馬体じゃないとなかなか通用しないんでしょうね。

  • べるもんとさん

    2024/11/15 9:08

    銘柄級なんて言葉はじめて聞いた。調べたら競艇用語らしいけど。競馬では使わないよな。

  • クラナドさん

    2024/11/15 9:42

    銘柄級で物申すのはどうかと思う
    スポーツ用語を日常会話で使うのは珍しい事ではない
    そもそも株式投資からきてる言葉じゃないの?
    豚肉、牛肉のブランドでも使うよ

  • 音速の末脚さん

    2024/11/15 14:36

    初年度にはインドのシンザンも来てたなぁ

  • 難波のスズメさん

    2024/11/15 16:40

    オーギュストロダンの記念馬券でも買っときますか
    勝負馬券に入れるかどうかは別にして

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