◆第59回デイリー杯2歳S・G2(11月9日、京都・芝1600メートル、良)

　2歳馬によるマイル重賞は7頭立てで争われ、坂井瑠星騎手が騎乗した単勝1番人気のランフォーヴァウ(牝2歳、栗東・福永祐一厩舎、父ロードカナロア)が勝った。道中は中団で進め、4コーナーで内めから抜けると後続の追い込みをしのぎきった。前走の未勝利から連勝で重賞初制覇。今年開業した福永調教師はCBC賞(ドロップオブライト)以来となる重賞2勝目。勝ち時計は1分34秒7。

　2着に3番人気のドラゴンブースト(田口貫太騎手)、3着は2番人気のダイシンラー(岩田望来騎手)が入った。

　ドラゴンブーストは勝ち馬に最後まで迫ったが、半馬身及ばず。デビュー2年目の田口騎手は6月の関東オークス(アンデスビエント)で交流重賞を勝ったが、JRA重賞初制覇はお預けとなった。今年開業した藤野健太調教師も重賞初勝利にあと一歩だった。

　田口貫太騎手(ドラゴンブースト＝2着)「ゲートはスムーズだったし、向こう正面で折り合っていました。最後はよく伸びています。あとちょっとでした」