第69回
有馬記念の追い切りが18日、東西トレセンで行われ、ファン投票で、ぶっちぎりの第1位となった
ドウデュース(牡5=友道)はポリトラックコースでの併せ馬で総仕上げを行った。レースで騎乗する
武豊が同日朝、共同記者会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。
――前走
ジャパンCを振り返って。
「天皇賞に続いて素晴らしい走りができた。レースの展開はいい展開ではなかったが力でねじ伏せた。改めてポテンシャルの高さを感じるレースだった」
――ラストラン。
「いよいよだな、という感じ。最後のレースなのでいい緊張感にある」
――ファン投票は歴代最多の得票を集めた。
「ファンの多い馬だなと乗っていて実感している。これだけ多くの投票をいただいて、結果で応えたい」
――馬のコンディションは。
「天皇賞、
ジャパンCと凄くいい状態だった。変わらず今回も凄くいい気配、雰囲気にある」
――
ドウデュースとは長い付き合い。
「僕自身も長く主戦を務めさせてもらった。自分の中でも中心にいた存在。最後かという寂しさもある。きっちり勝って終わりたい」
――ラストランを前にどのような思いか。
「夏ぐらいに今年いっぱいでと聞いて、秋冬のラストシーズンに懸ける思いは凄く強かった。一緒に戦ってきて、凄くうれしいことも悔しい思いも何度も何度もあって。その度に勝ってくれて凄い馬。自分自身、勇気をもらえることが多かった」
――思いでのレースは。
「印象深いレースが多い。ダービーもうれしかったし、(昨年の)
有馬記念も私の騎手人生において大きいレースになった」
――ラストランに騎乗する責任感は。
「凄く感じるし、大役だなと思っている。最後、いい形で引退させてあげたい。勝って終わりたい思いは強い」
――
武豊騎手にとって
ドウデュースとは。
「初めて乗ったときから凄い馬だと思った。50歳を過ぎてこういう凄い馬に巡り会えて、楽しかったし励みにもなった。もう次はないので、不利のない、悔いのない走りをしたい思いが強い」
――意気込みを。
「馬は本当にいい状態。僕自身は去年より明らかに状態がいい。競馬界を盛り上げてきた馬。最後もいい形で勝って終わりたい」
――ファンへメッセージを。
「最後の大一番。凄いメンバー、強い馬の集まりで簡単にはいい結果を残すのは難しいが、いろいろなことを乗り越えてくれる馬なので最後も勝てるように頑張りたい」