◆第24回兵庫ゴールドトロフィー・Jpn3(12月25日、園田・ダート1400メートル、良)

　12頭立て(JRA4、地元3、他地区5)で争われ、4番人気で吉原寛人騎手騎乗のフォーヴィスム(牡6歳、川崎・内田勝義厩舎、父ドゥラメンテ)が、地方所属馬として初めての勝利を飾った。3コーナーから外を回って仕掛け、直線で先頭に立つと、サンライズホークの追撃をぎりぎりでしのいだ。大井のマイルグランプリ5着から変わり身を見せ、交流重賞初制覇。勝ち時計は、1分28秒4。

　鼻差の2着は1番人気のサンライズホーク(ミルコ・デムーロ騎手)、さらに5馬身離れた3着は2番人気のエートラックス(鮫島克駿騎手)だった。

　吉原寛人騎手(フォーヴィスム＝1着)「ありがとうございます！　(勝っているかどうか)確定出るまでまったく分からなかった。負けてるのかなと思っていたので、勝ててよかったです。先団にいかせて追走できたので、理想的な競馬運びができた。4コーナーで抜群の手応えで、ひと呼吸入れてと思って2、3完歩待って追ったので、それが生きたかなと思います。(地方勢初Vとなり)うれしいですね。記録にも残ったと思います。前走の大井が消化不良。今回はしっかり脚を使えてよかったです。園田では(23、24年に兵庫サマークイーン賞と兵庫クイーンCをそれぞれ勝ったハクサン)アマゾネスの2連覇で相性のいい競馬場で、感謝しています。本当に勝ってうれしいです」