重賞5勝馬のナムラクレアの半妹となるナムラクララ(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)が、土曜中京10Rの紅梅ステークス(3歳牝・リステッド・芝1400m)でオープン初勝利を狙う。

　ナムラクララは父アドマイヤマーズ、母サンクイーンII、母の父Storm Catの血統。半姉のナムラクレアは現役屈指のスプリンター。21年の小倉2歳S、22年の函館スプリントS、23年のシルクロードSとキーンランドC、24年の阪神Cの勝ち馬で、3月の高松宮記念の有力候補と目されている。また、半兄のナムラアトムは昨年のファルコンSで4着だった。

　ここまで3戦1勝。昨年9月の中京の新馬(芝1400m)でデビュー勝ち。その後はりんどう賞が0秒2差の4着、つわぶき賞がクビ差の2着と悔しいレースが続いているが、ともに好位から上手な立ち回りを見せたように、レースセンスは非凡。牝馬同士のリステッドなら間違いなく力上位だ。

　当面の最大目標は姉が3着だった桜花賞への出走となる。それだけにはここは何とか賞金を加算したい一戦。春の展望が大きく開けるオープン勝ちといきたい。