2月23日(日)に東京競馬場、ダート1600mで行われるフェブラリーS。今朝12日はその1週前追い切りにあたるので、先週末に特別登録を済ませている各馬がレースに向けた追い切りを行っている。

　朝一番のCWで菱田裕二騎手が騎乗(レースは横山典弘騎手が騎乗予定)したアーテルアストレア(栗東・橋口慎介厩舎)。マックスセレナーデを追走する併せ馬だったが、道中のリズムは先週よりも良く見えた。最後の直線は内から前へ並びかけていこうとするも、もたもたして追いつかないのはいつも通り。

　結局、ゴールまで追いつくことができずに遅れてフィニッシュ。時計は6F82.3～5F66.9～4F52.2～3F37.5～2F24.2～1F12.4秒だったが、この馬なりにしっかり動くことができているという印象はある。

　ウィリアムバローズ(栗東・上村洋行厩舎)も朝一番のCW。こちらは岩田望来騎手が跨り、3頭併せを一番後ろから追いかけた。ただ、3コーナーあたりから内を通って、スルスルと前を交わしていき、4コーナーを回ったところでは完全に1頭抜け出した状態。ゴール前では追い抜いた2頭が迫ってきたが、ゴールではきっちり先着していた。

　時計は6F83.1～5F67.7～4F53.0～3F37.5～2F23.3～1F11.4秒。自分のリズムで駆け抜けて、気分よく走ることができた印象のある追い切り。決して悪い内容ではなかったように思う。

(取材・文：井内利彰)