【クイーンC】エンブロイダリー レースレコードV! ルメールは15年連続重賞制覇

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2025年02月16日(日) 05:25 0 2

<東京11R・クイーンC>レースを制したエンブロイダリー(撮影・郡司 修)

 3歳牝馬重賞「第60回クイーンC」が15日、東京競馬場で行われ、クリストフ・ルメール(45)騎乗の3番人気エンブロイダリーが抜け出し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は16年メジャーエンブレムのレースレコードを0秒3更新する1分32秒2。父アドマイヤマーズに初の重賞タイトルをもたらし、25年牝馬クラシック戦線に名乗りを上げた。

 圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、初タイトルを手にした。エンブロイダリーは好スタートを決め、逃げるロートホルンの後ろへ。前半600メートルは34秒2と締まったペース。直線に入り、残り400メートルで逃げ馬をかわす。200メートル手前でルメールの“気合”が入り、もうひと伸び。後続を2馬身半ちぎってみせた。

 2戦目から手綱を取る鞍上は「ずっといいペースを維持することができますね。切れはそんなにないですけど、だんだん加速したらゴールまで速さをキープします。休み明けでしたけど、体がパンプアップしました」。2走前の中山で崩れたものの、改めて馬の成長と能力を称賛した。ルメール自身のJRA重賞は昨年12月21日の阪神C(ナムラクレア)以来25年初Vで、11年から15年連続となる重賞勝ち。「今年もよろしくお願いします!!」とホッとした表情を浮かべた。

 森一師は「精神面も落ち着きが出てきました。奇数番だったけど、ゲート内で落ち着いて、いいスタートを切れた。いいポジションを取って、スムーズに走れたというのが一番の勝因だと思います」と回顧。開業2年目で重賞は昨年カペラSのガビーズシスターに続き2戦2勝、勝率100%と人馬とも期待は膨らむばかり。次走の明言こそ避けたものの「しっかりと状態を確認して、次のレースに向けて挑戦していきたいと思います」とトレーナー。ルメールも「また上のレベルに行けると思います」と前向きに語った。実りをつける春が今から待ち遠しい。

 ◆エンブロイダリー 父アドマイヤマーズ 母ロッテンマイヤー(母の父クロフネ)22年2月1日生まれ 牝3歳 美浦・森一厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金5576万円 馬名の由来は刺繍(ししゅう=母名より連想)。

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